新潟県のダムかるたを考えてみよう！①
前回、ダムマニア展in阿賀町で「ダムかるた大会」が行われたことを述べましたが、群馬県では群馬デスティネーションキャンペーンの一環として、「ぐんまダムかるた」を作成し、2020年11月1日から配布を開始しています。
群馬デスティネーションキャンペーンとは、群馬県内の市町村や観光関係者とJRなどが一体となって行う大型の観光キャンペーンです。キャンペーンは2020年4月から6月にかけてだったのですが、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から「ぐんまダムかるた」の配布は延期されており、11月からの配布となりました。（現在も配布を休止しているところもありますので、公式サイト（https://www.pref.gunma.jp/06/h40g_00087.html）をご確認ください。）
ぐんまダムかるた
そこで今回は、「ダムかるた」や「ぐんまダムかるた」に倣って新潟県のダムかるたを考えてみたいと思います。
新潟県は面積が広く（群馬県のおよそ二倍）、ダムの数も100基以上ありますので、ここでは上越・中越・下越から50基のダムを選んで、かるたの読み札を考えてみたいと思います。もちろん、これは私が考えたものにすぎませんので、皆さんも自分で考えてみるのも面白いかもしれません。
県営で初の多目的ダム 三面ダム（村上市）
新潟県として初めて建設したダムです。新潟県内で初めてという意味ではありません。
県北にそびえるアーチ 奥三面ダム（村上市）
アーチ式コンクリートとしては全国でも新しいダムです。
羽越水害の惨禍を伝える 大石ダム（関川村）
1967年に発生した羽越水害をきっかけに整備されました。
小さめな緑のゲート 胎内第二ダム（胎内市）
頼もしい黒い堤体 胎内川ダム（胎内市）
水害の備えは万全 奥胎内ダム（胎内市）
新潟県が建設したダムとしては最も新しいダムです。（写真は建設時のもの）
内部には広い空間 内の倉ダム（新発田市）
内の倉ダムは中空重力式という形式で、ダムの内部に空間ができます。それを利用してコンサートなどが開かれています。
県内で最初のコンクリートダム 飯豊川第一ダム（新発田市）
新潟県内にあるコンクリートダムのうち、最初にできたダムです。現在の姿は改修後の姿なので、建設時の姿とは異なっています。
平時には憩いの公園 加治川治水ダム（新発田市）
加治川治水ダムは、通常は上流側に水をためず、洪水などの時に水をためて下流を災害から防ぎます。通常時はダムの上流側は公園となっています。
たくさんのゲートがずらり 揚川ダム（阿賀町）
阿賀野川に建設されたダムのうち、最も下流にあります。
絶景のポイントいっぱい 鹿瀬ダム（阿賀町）
鹿瀬ダムは大規模なダムですが、ダムを見るポイントもたくさんあります。
阿賀野川せき止め発電 豊実ダム（阿賀町）
山奥に佇む小さな 小荒ダム（阿賀町）
飯豊川第一ダムに続き、新潟県内では2番目に建設されたコンクリートダムです。
阿賀野川流域の治水の一翼 早出川ダム（五泉市）
釣り人でにぎわう湖 下条川ダム（加茂市）
下条川ダムのダム湖はヘラブナ釣り等で有名です。ダム湖周辺には自然学習館やキャンプ場などもあります。
二種類の堤体合体 加茂市水道貯水池一号（加茂市）
カモシカの親子が見守る 笠堀ダム（三条市）
ダムの近くにはカモシカの親子の像があります。
水底に沈む集落 大谷ダム（三条市）
湖の底には大谷集落が沈んでいます。
あぶらげを片手に見学 刈谷田川ダム（長岡市）
刈谷田川ダムがある栃尾は油揚げが特産品です。
刈羽の地たっぷり水瓶 後谷ダム（柏崎市）
町長の想いは今も 川内ダム（柏崎市）
柏崎の水道事業に力を尽くした西巻進四郎町長の胸像がダムのほとりに立っています。
地酒にも水道水が使われる 谷根ダム（柏崎市）
柏崎の地酒には水道水を使用しているものもあります。柏崎の水道水の品質が良い証拠です。
米山の水を集めて 赤岩ダム（柏崎市）
県内で最新のロックフィル 市野新田ダム（柏崎市）
日々成長事故には気をつけ 鵜川ダム（柏崎市）
鵜川ダムは現在建設中のダムです。写真は数年前のものです。
残りは次回に続きます。
この記事を書いたのは...
- ダムの知識ガイド：目黒公司
- 一般財団法人日本ダム協会が任命するダムマイスター（一般）。
これまでダムについての講演などを開催。新潟県魚沼地域振興局の『うおぬまダム周遊MAP』制作監修。過去に開催されたダムの見学ツアーではバス車内ガイド等を担当。
