会津のダムかるたを考えてみよう!
福島県会津地方の17市町村には全部で33基のダムがあります。
以前に新潟県のダムかるたを考えてみましたが、今回は会津のダムかるたを考えてみたいと思います。
(新潟県のダムかるたについては、以前のこのコラムの「新潟県のダムかるたを考えてみよう!①」及び、「新潟県のダムかるたを考えてみよう!②」をご参照ください。)
珍しい洪水吐もつ 大津岐ダム(桧枝岐村)

大津岐ダムの上流側はアスファルトで覆われています。この形式を「アスファルトフェイシングフィル」といいます。

大津岐ダムの洪水吐は朝顔形の珍しい形です。
湖底には集落沈む 田子倉ダム(只見町)

只見ダムのダム湖に浮かび上がる田子倉ダム
見上げよう巨大なゲートの 只見ダム(只見町)

只見ダムには巨大なローラーゲートがあります。
只見川流域のダムの魁 大岐ダム(金山町)

大岐ダムは只見川流域では最も早くにできたダムです。
列車とのコラボが見られる 本名ダム(金山町)

本名ダムの前には、只見線の第六只見川橋梁が架かっていました。2011年の新潟・福島豪雨により流失しましたが、現在は復旧工事が行われています。
白洲次郎の石碑が見守る 上田ダム(金山町)

本名ダム、上田ダム、柳津ダム、片門ダム、上野尻ダムには、東北電力の初代会長だった白洲次郎の石碑があります。
完成までには苦難の道のり 宮下ダム(三島町)

戦時中から建設が始まった宮下ダムと発電所は、物資不足など困難な状況の中で建設されました。
赤べことあわまんじゅうと 柳津ダム(柳津町)

柳津は赤べこやあわまんじゅうが特産品です。
只見側の下流に位置する 片門ダム(会津坂下町)

片門ダムは只見側の最も下流に位置します。
春が来た桜の名所の 上野尻ダム(西会津町)

上野尻ダムは桜の名所として知られています。
ダム湖ではオールで漕ぐ音 新郷ダム(喜多方市)

新郷ダム湖には福島県営荻野漕艇場があります。
阿賀川を遮るゲートの 山郷ダム(喜多方市)

横長の山郷ダムにはたくさんのゲートがあります。
会津では最も古い 冷田沢堤(喜多方市)

冷田沢堤は会津で最も古いダムです。
もともとの沼を改修 大平沼ダム(喜多方市)

もともとは大平沼という沼がありましたが、何度かにわたって改修され大平沼ダムとなりました。
ラーメンを食べたら行こう 日中ダム(喜多方市)

日中ダムがある喜多方市はラーメンが有名です。
喜多方の農地の水源 関柴ダム(喜多方市)
農業に欠かせぬ水ため 大深沢ダム(喜多方市)
温泉とダムとを満喫 東山ダム(会津若松市)

東山温泉の上流に東山ダムがあります。
水きらり輝く水面の 南原池(会津若松市)
本郷の大地を守る 栃沢ダム(会津美里町)
防災とかんがいを目的 二岐ダム(会津美里町)
複合でただよう風格 宮川ダム(会津美里町)

宮川ダムは右岸側が重力式コンクリート、左岸側はアースフィルとなっています。
美しく流れる水紋 新宮川ダム(会津美里町)
どっしりと巨大な堤体 大川ダム(下郷町)
大内宿の上にそびえる 大内ダム(下郷町)

大内ダムの下方には大内宿があります。
小ぶりでもゲートは最古 旭ダム(下郷町)

旭ダムのゲートは現役のダムの中では最古のものといわれています。
防災の一翼になう 田島ダム(南会津町)

田島ダムは洪水調節や上水道用水の確保などを目的としています。
会津地域には多くの観光地がありますが、ダムも多くあります。機会があれば観光地とともにダムも見てみてはいかがでしょうか。
この記事を書いたのは...

- ダムの知識ガイド:目黒公司
- 一般財団法人日本ダム協会が任命するダムマイスター(一般)。
これまでダムについての講演などを開催。新潟県魚沼地域振興局の『うおぬまダム周遊MAP』制作監修。過去に開催されたダムの見学ツアーではバス車内ガイド等を担当。